昨日朝の雑感

 昨日の朝コータリンを見ようと思い、会社に行く前の数分だけテレ朝のニュースをつけた。そこではコンクリ事件の犯人が去年起こした監禁事件の判決が出たことを報じていた。弁護士の異例の重い求刑であるというコメントを紹介しつつも、スタジオにいた人間すべてが、それを重いとも不当とも思っていなげなところが印象に残った。
 この事件当時私は小学生であったが、このような事件があり世間で話題になっていたということを知ったのは結構後になってからである。というのもその当時家にはテレビがなかったし、私は新聞など読もうともしていなかったので(テレビがなかったのは貧乏というわけではなく、母がなぜかある時期を境に家からテレビ、ラジオの類をすべて排除してしまったのである。理由はいまもって謎)。翌年の連続少女誘拐事件の時にはテレビがあったためか非常に鮮明に覚えているのだが。
 一部の事例をもってして全体を語ることは出来ないとはいえ、「犯罪者の更生」に対して懐疑的な印象を投げかけるには十分だよなあ。コータリンは「受け入れる社会」について語っていたが、これに関しては社会が悪いとか思っている人ほとんどいねえだろ。一般論としては間違っていないとは思うけど。