悪質な言葉のチョイス

同じ言葉だからといって、それから受けるイメージが万人にとって同じとは限らない。例えば「チープ」という普通はネガティヴな意味合いに使用することばでも、ポップミュージックなどでは肯定的に使われることが少なくない。
「父親のような人」という言葉を聞いてある人は「大黒柱のような人」という印象をうけるかもしれないし、「おかんの尻にしかれているような人」や「酔っ払って暴力を振るう人」を思い浮かべる人もいるだろう。
同じ「犬」を使った比ゆ表現でも「政府の犬」と「女王様の犬」では大分受ける印象が異なる。
んでまあ何が言いたいかというと、

論告などによると、野木被告は昨年3月11日午後2時40分ごろ、学校帰りの女児が県営住宅のエレベーターから出てきたところを抱え上げ、同じ階の自宅玄関内に引き入れた。女児が声を上げたため誰かに聞かれると思い殺害を決意。女児の首を手で絞めて失神させ、自室に連れ込んで暴行しタオルで絞殺した。
過去の公判で野木被告は起訴事実を認めたが、趣味で集めた「美少女フィギュア」の処分を検察側から求められた際には「子供を殺すようなもの」などと泣き出した

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051014k0000e040030000c.html
他人の子供をあっさり殺した人間の言う「(自分にとって)子供を殺すようなもの」というのは一体どういう心境なのかなあと。