yahooが期間限定で「古地図で東京めぐり」という企画をやっている(http://map.yahoo.co.jp/kochizu/)。この手の本は結構あって、同居人も持っている。私たちが行くのは専ら寺や神社だがこういうのを元にぶらぶらするのは楽しいものである(地図は見ているだけでも楽しいものだが)。
当然のことだが当時の雰囲気をなんとなく感じられるところもあれば、ぶち壊しにしてくれるところもある。ドグラマグラに出てくる開放治療の元ネタである巣鴨病院のあったところは今はビルとスーパーである(近所)。まあそういう時は妄想力で補完ということで。
区によって差はあるかもしれないが都内なら寺社や何か歴史的事件があったところには説明書きがついていて勉強になる(詳しい人には物足りないだろうけど)。また駅の周りには(明らかに歴史めぐり的なことをしている人対象の)詳しい地図があるので大まかに目的地を決めたら後は行き当たりばったりでもどうにかなる。道分からなくなっても適当にあるけばどっかの駅に着くし。この辺り東京は便利である。
んでそんなことをしていると結構でくわすのが、震災や戦災で焼失してしまった建築物の跡地や復元。そのため歴史は古いのに境内に建っている物は皆新しめというところもある。まあそうやって失ったものについて思い巡らすのも大事なことだろう。
そういや復元物ばかりを巡る企画って見たことないな。苦情とかありそうだが。そういうのばっかりというのもバランス悪くて辛気臭いか。