昨日の入手物

七尾旅人911 FANTASIA」
少なくとも私はこの作品の表面をなでただけの段階でしかなくそんな状態では何も言えないなと。
ただ何というか自分語りをしてみたくはなった。それはここで自分の物語を綴るじいさんよりもおそらくちょっとばかりおっさんの自分の目に映るものと彼のお話を比べて見たくなるという意味で。
自分にとっては「片目」は「そのとき」の10年ほど前からじっくりと開きはじめていたような気がする。作品とは直接関係はないかもしれないがそんなことを色々思い出しながら考えた。
・Birthday「Tear Drop
七尾旅人の後に聴いたのだが、何故か少し泣きたくなった。バンドサウンドと歌が妙にやさしく響いた。
Super Furry Animals「Hey Venus」
名作「Ring around the world」ばりのポップアルバム。楽しい。
この3つの作品を同日にこの順に聴けたというのはとても貴重な体験だった気がする。胸一杯。

ラブレー「ガルガンチュワとパンタグリュエル3巻」
今年もでました。
ラブレー買うために立ち寄った本屋で講談社ノベルで復刊された都筑道夫の「新・顎十郎捕物帖」を確認する。タイトルに巻数が書いてないので旧版の1,2巻をセットにしたのではひそかに期待していたのだが違った(2巻持ってないのです)。なら文庫→ノベルという形での買いなおしはないなということでスルー。内容は面白いですよ。ただ元ネタの久生十蘭の「顎十郎捕物帖」(創元社の十蘭集で読める)や都筑道夫の「なめくじ長屋」のほうを先にすすめるけどね、個人的には。