子供の頃からの悪い傾向なのだが、空腹時と眠い時には感情の抑えが利かなくなる。
ということはつまりとめどなくネガティヴで面倒臭い状態になる。
昼前の会議や夕方の会議などは気を抜くと態度、発言ともにかなり感じ悪くなる。
まあ、現在のプロジェクトは停滞感と先の見えなさが半端ないので会議全体の空気が微妙なので目立たなくて済んでいるのだが。
幸か不幸かっていったらこれはこれで明らかに不幸だが。
この日はそれに加えて連日の気候の変化で体調が最悪。
帰宅時には心身ともに最悪の状態に。
そして思考が家族(同居人含む)関連の方向に進んだ時点でもうアウト。
最近久方ぶりにはまったpspエルミナージュ2が小中学生のころはまったWizardryを想起させたこととも思考が家族関係に飛んだことと無縁ではないだろう。
親の健康、妹の障害と将来(語呂だけはいいな)、社会不適合の傾向の強い自分と同居人・・・。何一つ明るい要素がない・・・。
私の最優先事項は自分の安全なので、全部背負えるわけがない以上何かを見捨てる必要がある。
憎悪しかない妹や、私の病気の時に半ば見捨てるような対応をとった父親に対しては何のためらいもないのだが。
そうすると残るは2択か・・・。何とかならんかなあ、腹減ったなあ、金があれば少しは選択肢が広がるのかな、金が欲しいな、
というか全部ほっぽって逃げ出すか・・・。と思考が定盤のルートをたどりだす。
ちなみに千葉から都内に通ってたときはこのパターンにはまった時、何度か途中下車しそうになったことがある。
大抵錦糸町〜市川間が多いのはきっと空腹のピークがくる時間帯がこの当たりだったのだろう。
気晴らしにと、途中で買った沙村広明の「ハルシオンランチ」を電車内で読み出す。
笑い出しそうになるのを必死でこらえる。これは危険物件だと家に着くまで封印。
暗い気分は一機にふっとんだ。何だ、このグロとゲロ満載の展開は。
空腹、家族、金とキーワードがいちいち自分の気分にマッチしたこともあるのだが、この破壊感たるや・・・。
帰宅後夢中で読み終えたので、「相棒」の最終回の前半を見逃す。
寝る前にやってたエルミ2で村正を拾った。一日の最後で(しょうもないとはいえ)ちょっといいことがあったので由としよう。
問題は何一つ解決してないんだけどね。
ちなみに「ハルシオンランチ」と一緒に買ったのは西島大介の「凹村戦争」。
こっちを先に読んでたら気分はどう変わったのかしら。閉塞感溢れる田舎町ってまんま俺の故郷だからな。

ハルシオン・ランチ 1 (アフタヌーンKC)

ハルシオン・ランチ 1 (アフタヌーンKC)