三ノ輪界隈

まあ行ったのは一か月くらい前なのだが。
駅から出るとそこは十字路。いきなり方向感覚が失われる。
十字路に地下鉄の駅があると高確率で迷う。行きなれてる神保町ですらそうなのに・・・。
とりあえず明治通りとの位置関係で場所を把握しようと試みる。
周りを見回してみると、目的地発見。普通の建物の間に見事な銀杏の木がある。
ということでまずは永久寺。門は閉まっていたが、その脇のドアから普通に入れる。
五色不動の一つの目黄不動の一つ。黄色だけは何か複数件あるのよね。今残っているのではここと平井の方の寺の2件か?
境内は狭く、周りを普通の建物に囲まれているのだが、境内の銀杏の木がいい感じ。良い時期に来た。
お不動様はお堂の中で近くにはよれないが、かろうじて目の色は確認できた。
その後、北にある浄閑寺に行く。いわゆる投げ込み寺ですね。結構大きいのだが本堂工事中。
また、それなりに碑や史跡があるっぽいのだが、「あるよ」っていう紹介だけで場所が分からない。流石に墓地内をずかずか探すのは気が引ける。
というわけでさらりと見て終わり。ちょっともったいない。ちなみに寺の前の道からスカイタワーが見えた。
来た道を引き返し、今度は南に向かう。
途中空き地からすごい勢いで猫が飛び出してきた。何事?と見ているとその後ろから犬が追いかけていく。
ちょっと見ているとその犬は猫を追い払った後、空き地に戻り用を足し始めた。
用を足している所をニャンコに邪魔されたのだろうか?そりゃ怒るよな。
しかし首輪もつけてなければ、当然つながれてもいない。野良犬?だとしたら都内に来てから初めてみたかも。
少し行くと左手に梅林寺。住宅街のこじんまりとした感じのところで犬小屋のワンコがおとなしくて可愛い。
番犬の用を成していないが。
本堂には入れないが、本堂前に天神様の祠があり、そちらは見れる。
それからさらに行くと寿永寺。ここも門が閉まっているが、ドアから入れる。ここらではこの様式がデフォルトなのだろうか?
小学校が近いことや、周辺の家のシャッターに落書きが多いことと何か関係があるのだろうか?
この寺は下谷七福神の一つで布袋様が祭られている。
ドアを開けると目の前にドンっと構えてらっしゃる。デカイ。その上には立派に実った柿が。でもお供えはリンゴ。

ここからさらにひたすらまっすぐ歩いていくと、飛不動につく。本堂は立派。また境内には七福神も祭られている。
他にも妙に大きい六地蔵や羅漢像、仁王、童子の像などがあるのだが、仁王像以外妙に新しく見えてしまい微妙。
この微妙さはなかなか。個人的に一番ヒットしたのはカウンタ付きの百度石。こんなの初めて見た。
ググったら他の寺の画像も出てきたので、ここオリジナルではない模様。
まあそろばん付きの百度石とかもあるからね。
その後最終目的地の長國寺とおおとり神社へ。この両者は隣接している。
長國寺は浅草酉の市発祥の地とのこと。両社とも酉の市終了後ということでこの日はひっそりとしていた。
おおとり神社の本堂にはでっかいおかめの面が。「なでおかめ」というらしく、なでた部分によりご利益が変わるらしい。
遠めで見ると結構異様で怖い。なお、神社のホームページからは壁紙がダウンロード可能(http://www.otorisama.or.jp/nadeokame1.html)。
また境内には「義を見てせざるは勇なきなり」と書いたポスターやらパンフやらが・・・。この寺のキャッチフレーズなのか?

境内の広さとか考えると、酉の市は結構な見ものだと思うのだが、人の沢山いるところには行きたくない・・・。このジレンマどうしたものか。