「鬼の言葉」の注意文

　光文社の乱歩全集の「鬼の言葉」を今読んでいる。これは乱歩の評論を集めたものなのだが、評論中に取り上げている作品の犯人や結末に触れている場合、その旨を冒頭に監修者が付記している。まあ当然の処置だと思うが、この全集からでている「幻影城」(こちらも乱歩の評論集)にはそんな注意書きなかったのだが(少なくとも初版本には)。おかげで俺はその後読もうとしていた水谷準の「おそれみお」のネタバレを見てしまった・・・。