健康診断

 朝ズームインだかなんだかの新聞の記事を紹介するコーナーで、ふんどしがクラシックパンツとかいう名前で売れているという記事を紹介していた。
 その後、会社から健康診断に向かう電車のなかで、春風亭柳昇の「与太郎戦記」をめくっていたら、いきなり

越中フンドシといっても、最近の若い人には、何のことだかわからない人もあるにちがいない。要するに一枚の布と一本のひもでこしらえた、男性用超ミニパンツである。デパートなどでは、最近、クラシック・パンツなどといって売っているらしい。」

とありびっくり。この本が書かれたのは昭和40年代だからかれこれフンドシは30年も一部でクラシックパンツなどというお名前を頂いていたのだなあ。
 しかし私も健康診断に向かう電車のなかで徴兵検査のくだりを読むことないだろうに。
 健康診断の視力検査では裸眼が0.1以下の場合、矯正視力だけの検査ですむ。私は裸眼でも0.1以上はあるのだが面倒なので嘘をついて矯正視力だけ測る。結果左右で大きく数値が変る。医者がもういっかい低いほうを測りなおしてみましょうというので、いわれるがままに再検査。結果、数値が倍に跳ね上がる。適当なもんである。
 先輩などは、彼も矯正視力だけを最初はかったらしいのだが、あまりに矯正視力の数値がよく、医者から裸眼の検査を強くすすめられたらしい。0.5くらいはありますと、医者に力説されたとのこと。結果は0.1以下だったらしいのだが、その医者の根拠は一体どこにあったのだろう。