上野寛永寺界隈

HRS-21012007-06-18

千葉公園は池の蓮が見事だったなあなどと思いだしたら蓮が見たくなったので、近場で一番見事な上野の不忍池に行く。
花は流石に咲いてはいなかった。まあ七月の花だしなあ。最近暑いからもしかしたらとも思ったのだが。花はまだだったがその分、葉の緑が美しかった。
弁天堂の補修も終わっていて奇麗になっていた。

さてこの弁天堂、敷地の大きさの割にはいろんな碑が建っている。
まずメガネの碑。なぜここに立ててあるのか理由は不明。他には魚の供養碑。それとは別口でフグ、スッポンの供養碑がある。これらにはそれぞれフグ、スッポンを模った像がついている。そして鳥(肉)の供養碑。これら食材の供養碑があるのは上野が古くからの繁華街で飲食店が多いことからよくわかる。検校の慰霊碑なども弁財天が伎芸天であることから納得。
ひとしきりぶらぶらしたらすることがなくなった。どうしよう。動物園によるにはちょっと遅い時間な気もする・・・ということで思いついたのが、寛永寺
芝の増上寺と並ぶ徳川家ゆかりの寺。今まで一度もいったことがなかったので、各所にある地図を頼りに行ってみる。
寛永寺といっても目的地は正確には本堂である。基本的に上野公園全域が旧境内という巨大な敷地を持っていた寺で、弁天堂もその一部だった。戊申戦争以降の震災、戦災で今は一部の建物にしか面影が残ってないが。
本堂は閑散としており、微妙にさみしいところだった。なぜか虫塚があった。その後向かいの浄名院にいく。ここも昔は寛永寺に属していたらしい。ここは地蔵が多い多い。八万四千地蔵だとかなんとか。実際にどのくらいあるのかはわからないが、少なく見積もっても3ケタは越えている。しばし地蔵を眺めた後、どうやって帰ろうか思案する。鶯谷いけばJRが通っているがもっと良いルートはないものか・・・。考えてもわかるもんでもないので適当に歩いてみようと寺を出て左側に行く。
すると見たことのある光景。どう見ても谷中霊園。記憶を頼りに団子坂に出るルートをたどる。
無事完全に知っている場所に出る。距離的には歩いて行けないわけではないが、流石に体力がないのでバスで帰宅。結果として尋常じゃない距離を歩いた。