ここ2週間ほどの入手物

Ocean Colour Scene「On the Rayline」
個人的にはスタジオ録音としてはOCS久々の快作。Mechanical Wonder以降では一番。出だしの「I told you so」でいきなりやられた。全体として軽めで重さがあまりない。その点好き嫌いが分かれそうだが、私は全肯定。
Paul McCartney「Memory Almost Full」
これまた良作。メロディーメーカーとしての本領発揮。とはいえ何が恐ろしいって、かなりいい作品なのだが、このおっさんだったらこれくらいやるだろうと普通に思えてしまうところ。
Kula Shaker「Strange Folk」
Jeevasも結構好きだったのでJeevasでできるようなサウンドだったらやだなあと思っていたのだが・・・。ギターとオルガンの絡み聞いて納得。これはKula Shakerだと。1stクラスの作品期待するとがっかりするだろうが、リアルタイムで知ってるおっさん的には復活作としては十分でしょうと。
Wilco「Sky Blue Sky」
これまた手堅い。しっかりとしたメロディーとサウンド。印象に残る音の質感。腰を落ち着かせて聞きたい感じ。
Marilyn Manson「Eat Me Drink Me」
マリマンってこんな音だったっけ?「Putting Holes in Happiness」や「Heart-shaped Glasses」なんかは繰り返し聞いているがアルバム全体でみると印象がちょっと薄い。決して悪くはないのだが。
・Peter Ivers「Knight of the Blue Communion」
まだほとんど聞いてない。つうか「Terminal Love」って今廃盤なのね。それがびっくり。
・Queens of the Stoneage「Gra Vulgaris」
こちらもまだあまり聞いてない。1stインプレッションとしては曲がしっかりしており、今までが好きだった人には何の問題もなく聞けるだろうという感じ。
・Kinks「Phobia」
思い出の一枚の紙ジャケ再発。ボーナスディスクのDid Yaは当時中古屋でよく見た記憶がある。私の所持しているアルバムとしてもREM、JAMなどと並んで最もよく聞いた一枚。おそらく再生回数ではベスト10に入る。キャッチャーさを批判する意見なんかも当時あったように記憶している。私にとってはKinks初体験なので当時ははっきり断言できなかったが、彼らのアルバムの大半を聞いたいまなら言える。それでもこれはまごうことなきKinksだと。
・Billy Bragg「talking with the taxman about poetry」
ここ最近のベストはこれ。80年代にでた作品の紙ジャケリマスター。Billy BraggはPaul Wellerらとの政治的活動やWilcoとの共作(こっちは90年代)などで名前は知っていたのだが、作品聞くのはこれが初めて。雪の街をとぼとぼ歩いている裏ジャケにひかれ手に取った。いやあ、これかなりいいわ。ほかの作品も聞こう。ギターメインの歌ものなのだが、ぐっときます。