九品仏浄真寺

母の実家が近くなので、小学校低学年くらいまでに何度か母や祖母と一緒に遊びに来ている。
少し大きくなると、自由が丘とかに行くようになったので、ここに来るのはそれ以来。大体25年ぶりくらい。
十年くらい前には人死が出るようなちょっと洒落にならないトラブルがこの近辺に起こっており、立ち寄り難かったというのもある。
記憶に残っているのは大きな門と境内にあった大きなイチョウの木と、3棟並んでたっていた御堂。結構大きかったように記憶していたが、成長した今となってはどう何だろう?
駅を降りて右手に入り口。境内までは結構歩く。うん、確かこんなだったような気がする。
途中、閻魔堂があり中に閻魔様と奪衣婆の像がある。これ、覚えてない。建物の感じからすると、当時既にあっただろうに。インパクトも大きいので見たら覚えてそうだけどな。何でか見てないんだろうか?
そのすぐ先に巨大な仁王門。仁王像と背中合せにちっちゃい風神、雷神の像。これははっきり覚えてる。懐かしい。
境内の御堂もほぼ記憶どおり。3つある御堂それぞれに3体づつ如来像がある。3×3で9体。これが九品仏という地名の由来になっている。
この説明をここで母から聞いたのをはっきり覚えている。
御堂はしまっており、中はガラス越しにちょっと見えるくらい。でも中の仏像を見たようなほのかな記憶はあるんだよな。開帳した時があったのか、昔は常に開いていたのか、それとも母の説明を聞いてイメージしたものが、自分が実際に見たという記憶にすりかわっていたのか。
一応今度聞いてみよう。
この日はなぜか境内にカラスが多かった。池で水浴びしてたし。そんなカラスを狙う猫に遭遇。姿勢を思いっきり低くしてにじり寄って行く。結局はタイミングが合わなかったのか飛び掛るまでは行かなかったが、珍しいもんが見れた。
帰りに自由が丘によって買い物をしていく。ここは結構変わったよな。そんな中、万年堂やモンブランのような老舗でもないのに頑張っている駅前の本屋はすごいと思う。