奈良(斑鳩界隈)

日曜〜月曜で奈良に行ってきた。
この曜日にしたのは行きで通勤ラッシュに巻き込まれないため。伯父の法事に行った際、土曜日の朝も三田線は結構込むことが分かったので土曜も回避。
最初予定を立てたときには日曜に奈良市内、月曜に法隆寺界隈を回ることにした。
詳細を詰めていたときに、日曜は時間が足りなそうで、月曜は余りそうな事が分かる。
場合によっては二日目も奈良市内を少し回ってもいいかなと漠然と考えていたのだが、日月の予定を逆にすればちょうどよさそうなことに直前で気づく。
2日前くらいに予定を変え、初日に法隆寺に行くことに。
奈良は中学の修学旅行で行ったが、東大寺奈良公園だけなので、斑鳩界隈は初。
結構修学旅行生がいる。ただ、見所が建築物メインのためか混雑感は感じない。まあ意図的に集団を避けたというのもあるのだが。
唯一、金堂だけは女子学生の集団とかちあう。できるだけゆっくり見たいので、集団の後から入る。
ガイドさんは金堂の前で生徒たちを見送ったので、引率は最後尾に先生らしき人がいるだけ。
先生は最初近くの学生たちに建物の解説っぽいことをしていたのだが…。前のほうの子たちが凄い勢いで堂内を通過していく。
それにつられてかほぼ全員がまるで廊下を歩くかのごとく整然とただ通過していく。半ば呆然となる先生。
金堂は堂内に太子やその家族のために作られた仏像や四天王像が安置されていて、普通それを見学するために入るものなのだが…。
果たして彼女たちは堂内をただ通過して何か楽しかったのだろうか(仏像に気付かなかった可能性もあるな)。未練ありげに仏像を横目にみつつも生徒を追いかける先生がお気の毒ながら面白かった。
おかげで私達は快適に見学できたけど。
法隆寺および隣接している中宮寺を見た後、せっかくだからと法起寺法輪寺にいくことにする。
これがつらかった。
歩いていったのだが、ランドマークになるようなものがなく、田んぼの中をひたすら歩く(一応あと何km的な案内版はあるが)。
周囲が田んぼばかりで風をさえぎるものがないので、寒い。実家を思い出した。途中同居人も全く同じ事を言う。関東、中部、九州と見事に日本の東、西、中央と位置するところは全く違うのに田舎の光景は大差ないらしい。
んで、さらっと見終わったんだが、問題はどう帰るか?駅まで歩くのは恐らく無理。タクシー使おうにも通らない。バスは一時間に一本であと30分くらいはかかる。
結局時間はかかるが奈良市内の宿の近くまで直でいけるということで寒空の中バスを待つ。自転車借りれば良かった。というか徒歩で回るとこじゃねえな。