2009-06-06から1日間の記事一覧

「芳年 -「風俗三十二相」と「月百姿」-」展(後半)

作品が入れ替わったので見に行く。「風俗三十二相」のラストは明治。洋装の美人で締めくくられている。 「月百姿」では玉兎に対してポーズを決めて格好つけている孫悟空が逸品。口上でも述べ始めそうである。

山田正紀「僧正の積木唄」

私はあまりパスティーシュには興味が持てないので、ジャンルを問わず読んだことはほとんどない。それなのにこの作品を読んでみたのは、金田一耕助ものとヴァン・ダインのファイロ・ヴァンスものという日米の代表的な本格作品に対して同時にトリビュートを捧…