「細川日記」より

90年代なかばに自民党から政権を奪取した細川護熙氏(あれからもう15年以上か。そう考えると小沢一郎頑張ってるよな…)の父、細川護貞氏が義父の近衛文麿界隈の出来事を記した日記。
昭和19年7月22日より

父上の話に、東条は三ヶ月にすれば此の内閣は倒れ、又俺が出るから夫れまで頑張れと部下に云ひ居る由。又、富田氏が平泉博士に聞きたる所では、佐官級では一人も東条支持は無かりにも、東条が「重臣の陰謀で倒れた」と宣伝せる為、一時は皆東条に好意を、重臣に敵意を懐く様なれりと。軍人の単純なると、悪人の宣伝上手とは困りものなり。