2009-03-25から1日間の記事一覧

ポール・アルテ「虎の首」

「凶行のあと、あきれた言い逃れをする犯人は珍しくもないが」とツイスト博士は言った。「今回のケースは度を越している。だってそうだろう。わざわざ自分が犯人だとひと目でわかってしまう状況で人を殺し、そのあと>などという話を持ち出して、無実を訴える…

エドガー・ウォーレス「正義の四人」

乱歩もエッセイにも名前が頻出するウォーレスのデビュー作。 ちなみに乱歩に「大量作家」と言われているが、邦訳で容易に入手可能なのは本作と、「キングコング」のみ(後者は途中で亡くなっているので、厳密には単著とはいえないかも)。 法では裁けぬ悪人を…