亀甲万(きっこうまん)

七塚に行ったついでというのではないのだが、先ごろ復刊された綺堂の「鎧櫃の血」収録の表題作での記述。

殊に大阪は醤油がよくないと聞いているから、せめては当座の使い料として醤油だけでも持って行きたいという注文で、銚子の亀甲万ひと樽を買わせたが、さてそれを持って行くのに差支えました。

千葉に醤油に亀甲万って、キッコーマンだよな。そういえばラベルに亀がかいてあったような・・・。この物語の舞台は嘉永末年。少なくとも幕末から醤油を売っているのか。